Pendant P-GS1
数年前、時々コーヒーを飲みに行く奈良のTHE INY COFFEEで、nora glassworksの甲田彩恵さんのガラス作品が展示されていた。いくつもの素敵な作品の中から、グラスと小ぶりな花瓶を購入。その花瓶のテクスチャーがとても気に入り、いつも目に入る場所に置いていた。ある日、その素材感をランプにしたらどうだろうと思い、スケッチを描いて甲田さんに相談した。ガラスを成型する型はTRUCKで製作し、試作を重ねて完成に至った。
白と透明、二色のガラスを高度な技術で一体化させる「インカルモ」という技法で作られたマウスブローのランプシェード。白いガラスは月面のクレーターのような質感を持ち、透明なガラスには小さな気泡が散りばめられている。全体はマットな仕上がりで、柔らかな光を穏やかに透過するのが特徴。異なる表情を持つガラスが融合し、ガラスならではの優しい光を楽しむことができる。
それぞれの質感が魅力的で、明かりが灯っている時も消えている時も、美しい存在感を放つ。シェードの上部では、削り出した真鍮のパーツが白いコードとガラスをつなぎ、この素材の組み合わせがまた一層の美しさを生み出している